Google Chrome バージョン 0.2.149.29 が 2008 年 9 月 5 日にリリースされ、すべてのユーザーに自動アップデートで提供されております。自動アップデート機能は Google Chrome ユーザーの安全を保つためのキーとなるセキュリティ機能です。
今回のバージョンはセキュリティとバグ修正のためのものであり、新しい機能は含まれておりません。
セキュリティアップデート:
- 長いファイル名が「名前を付けて保存...」ダイアログに表示される際のハンドリングにおけるバッファオーバーフローの修正。これは任意のコードの実行を許す可能性のある重大なリスクです。
- ユーザーがリンクにマウスポインタを乗せた際にステータス領域に表示されるリンクターゲットのハンドリングのバッファオーバーフローの修正。これは任意のコードの実行を許す可能性のある重大なリスクです。
- ":%"で終了する URL を解析する際に区域外のメモリを読む問題の修正。ブラウザ全体をクラッシュさせる可能性や現在のセッションのデータ損失を招く可能性のある低レベルのリスクです。
- 既定のダウンロードディレ クトリがデスクトップになっていた場合、それを変更し、デスクトップが既定のダウンロードにならないことを確認します。これは、デスクトップ上には必要の ないファイルを故意にデスクトップにダウンロードさせ、希望しないファイルが実行されるよう促してユーザを混乱させるリスクを軽減するためです。
その他の変更:
- セーフブラウジングにより不必要なトラフィックが発生することに伴ういくつかのデータ転送の問題の修正
- facebook.com に影響を与えていた JavaScript のバグの修正。この修正は for ...in の利用における負数のインデックスを正しく処理するものです。
- http://search.daum.net/, http://search.empas.com/, http://meta.ua/, http://search.naver.com/, そして いくつかの米国ではないサイト上の http://search.yahoo.com/ において検索キーワードの候補表示が正しく動作していなかった問題の修正。