Google では、他の企業と同じように、サービスへのアクセスを妨害されることがあります。この新しい追跡ツールを使うことにより、その妨害が技術上の問題なのか、政府によるものなのかを確認できます。それぞれのトラフィックグラフはデータが収集されるとすぐに更新され、指定した国におけるサービスの過去のトラフィックのパターンが 0 から 100 の値で表示されます。このツールは中国を含む世界中に対応しており、中国におけるサービス稼働状況を
表示していたページ (英文)に取って代わるものになります。サービスの停止状況を表示することにより、政府による遮断とそうでないものも含め、自由な情報の流れが妨害されている状況がトラフィックグラフで視覚化されます。例えば、以下のグラフではイランでYouTube が 2009 年 6 月 12 日の大統領選挙以降アクセスできなくなっていることを示しています。

今年の 4 月に、各国の政府機関から受けたユーザー情報開示とコンテンツ削除の要請の件数を表示するサイトを
公開しました(英文)。本日、この
政府要請マップ(英文)に 2010 年 1 月から6 月までのデータと、その6ヶ月間の傾向を分析したものを反映させました。新しいデータからは、削除の要請を受けた個別のアイテムを国別で見ることができ、例えば一度の要請に複数のURLが含まれる場合は、それらをすべて確認できます。データから分かる傾向は
こちら(英文)で確認できます。私たちはこの取り組みを、企業や政府機関に透明性の重要さを訴える確かなステップだと考えています。