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Google のソフトウェアエンジニアと英語
2007年10月3日水曜日
2007年10月2日
Posted by D. M. ( ソフトウェア エンジニア )
Google では世界で通じるサービスを提供するため、日々世界中のソフトウェアエンジニアがプロダクトを開発し続けています。アメリカをはじめ、アジア、ヨーロッパ、その他、全世界の Googler がコミュニケーションに使う言語が英語です。
一方、Googler でも Googler でなくても、日本人には英語の苦手な人は多い気がします。Google に限らず、日本人エンジニアの方の中には、英語の壁を恐れる方が多くいるかもしれません。「 私は英語が出来ないから、Google に応募するのはやめておこう 」 なんて考えている方もいらっしゃるかもしれません。もちろん 「 全く英語が分からない 」 ということでは、Google 社内でのコミュニケーションは滞ってしまいます。
でも、私が思うに、Google 社内でソフトウェアエンジニアとして働く上では 「 英語がペラペラ 」 である必要はないと感じるのです。
私の実体験をご紹介します。
Google のソフトウェアエンジニアは、採用されるとまずアメリカで研修を受けます。その研修中、私は空港でレンタカーを借りました。借りた後、パーキングを出たところまでは良かったのですが、そこでタイヤがパンクしていたことに気づきました。
#借りたときにまず確認しようよ、という意見もありますが……
レンタカー乗り場まで戻って事情を話そうか、それともレンタカー屋のカスタマーサポートに電話をしようか…。少し迷った末、歩いて戻るのも少し大変だったので、カスタマーサポートに電話をかけることにしました。
普段社内で行う会話はソフトウェア開発の話が主ですし、日常会話も見振り手振りで何とか会話が進みます。ですが、電話だと当然、全部口頭で説明する必要があります。話している最中から 「 文法間違ってるなぁ 」 とか 「 どう説明すればいいか分からないなぁ 」 とか、とにかく焦りながらも必死に説明したのですが、どうしても理解してもらえません。挙句の果て、最後に 「 もっと英語の出来る人に電話をかけてもらってください ( in English ) 」 と言われて、対応終了。
さすがに落ち込みました。
#ちなみにその後、借りたところまでとぼとぼと歩いて帰り、事情を説明して車を交換してもらいました。その交換した車も後にエンジントラブルの憂き目を見るのですが、それは別の話。
上記のエピソードから分かるとおり、私は 「 英語がペラペラ 」 ではありません。私以外の日本人ソフトエンジニア全員が英語ペラペラ、というわけでもありません。それでも、日本人のエンジニアは、本社を含む海外のオフィスと緊密に連携を取り、さまざまなプロダクトを開発出来ています。
そもそも、世界中の言語圏の人々が集う Google 社内では、どのようにコミュニケーションを取っているのでしょうか。
世界各国のオフィス間で情報を共有しコミュニケーションを取るために、Google ではメールや社内 Wiki 、そして自社製品である Google ドキュメントなどを使います。例えば、新しいプロジェクトを始めるときには、社内 Wiki に Design Docs と呼ばれるドキュメントを公開して他のエンジニアに自分のアイディアを見てもらいます。また、ミーティングの議事録を Google ドキュメントに書いてチームの人と共有したりもします。
#先日お話したマリオカート部も Google ドキュメントを活用しています。部内のベストタイムを塗り替えたら翌日にはまた記録がやぶられていた、なんてことも :-p
さまざまなツールを用いてコミュニケーションをするわけですが、世界中に散らばる社員の Native Language が異なる中、社員間のコミュニケーションは原則全て英語で行われます。特に、日本のGoogle オフィスで働く際にまず必要なのは英語の読み書きです。本社や他のオフィスとのコミュニケーションはメールを初めとした文書の形で届くことが多いからです。
英語の読み書きについて言えば、日本の高校の英語で十分に対応できます。私も、始めは読むのも書くのも時間がかかりましたが、気づくと割と自然と読み書き出来るようになっていました。分からない単語があっても辞書で調べられますから、時間さえかければ、読み書きは多くの日本人にとって障害にはならないように感じます。
英会話、特に英語でのディスカッションの方が、英語の苦手な多くの日本人にとっては不安でしょう。もちろん、日本語を喋れない海外のチームメンバと、英語 only でディスカッションを行う場合もありますし、そのような場合には、ある程度英語を聞き取れ、喋れる必要があります。
それでも、分からなければ何度でも “ Pardon ? ” などと聞き返し、もし言葉だけで説明できなければホワイトボードやノートに図を書きながら説明していくことで何とかなります。本当に複雑で、その場で説明出来ないような説明が必要な場合には 「 後でメールで送ります 」 と伝えれば、大抵なんとかなります。
私はアメリカで 2 ヶ月半ほど研修を受けましたが、今でも、何度聞いても相手の英語が全く分からない場合ということがあります。疲れているときや英語を使わずに数日間過ごした後などは特にそうなりがちです ( 実際、慣れない内は突然英語が分からなくなることがあります ) 。そんなときでも 「 聞き取れない部分があったので、後でメールで送ってもらえますか 」 とさえ伝えれば OK 。会話の内容をチームのメーリングリストに送ってもらえば、情報共有の面でも良い副作用もあります。
エンジニアが英語でディスカッションする場合、相手の言うことが全て聞き取れる必要はありませんし、流暢に話せる必要もないと思います。むしろ、ためらうことなく聞き返すこと、分からなければ分からないと言い、必要なら別の、自分がより理解できる手段で説明し直してもらうこと、そういったことの方が重要なのではないかなぁ、と感じています。もちろん英語が始めからペラペラなら言うことは何もありませんが :-)
「 英語ペラペラじゃなくてもいいのは分かったけど、やっぱりもう少し英語がうまくなりたいなぁ 」 という人に朗報! Google では、英語が Native Language でない従業員のために、希望制で英語のプライベートレッスンも提供しています。もちろん日本のオフィスでもレッスンを受けられます。
ホワイトボード、メール、さらには英語のレッスンまで。コミュニケーションを円滑にするためのあらゆるサポートを Google は提供している、そんな印象を受ける今日このごろです。本当に困ったときには、日本語も英語も堪能な人に助けを求める、ということも出来ます。
もちろん最後には一人でコミュニケーションを取れる必要があります。でも、はじめから 「 英語がペラペラでディスカッションを完璧にこなせる 」 必要はないのだと思います。
英語の壁を気にして応募を控えている方も、いっそ、その壁を乗り越えるために、Google の採用へチャレンジしてみてはいかがでしょうか。英語の壁を越えるためのサポートは充実していますよ。
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