3 月 13 日から日本先行で始まりました ”Artist iGoogle" ですが、ついに世界のアーティストを加えてグローバル展開します。
iGoogle は、Google のホームページを自分の好きなデザインに変更したり、コンテンツをレイアウ トしたりできる、とても便利なツールです。3月13日から始まった Artist iGoogle では、日本の9組のアーティストが作った iGoogle のテーマやコンテンツをご紹介しました。
また、iGoogle を実際に見て体験して頂こうと、4月12日(土)~4月24日(木)までの期間限定で OPEN した iGoogle Art Cafe では、実際に iGoogle の設定をしたり、自分のオリジナルの iGoogle テーマを作成をしたりと、大勢の方に iGoogle を体験いただきました。
本日からは、世界中の著名なアーティスト約 70 組の作品からお好きなテーマを選んでいただくことが出来るようになりました。ドルチェ&ガッバーナやコールド プレイ、ビースティー・ボーイズ等、日本でも有名なアーティスト達の作品を、ホームページのテーマに設定出来ますので、今すぐチェック して、お気に入りの作品を設定してみてください。
また、このグローバル展開を記念して、ポップアーティストのジェフ クーンズ(Jeff Koons)がデザインした Google の特別ロゴが、4 月 29 日(US時間)、1 日限りで Google のホームページに表示されます。 Google のトップページから是非見てください。(iGoogle に設定されている方は、右上の”ホーム”をクリックするとご確認いただけます。)
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国立劇場で行われた授賞式(C) THE SCIENCE AND TECHNOLOGY FOUNDATION OF JAPAN
ボブと私が 1970 年代にインターネット構造と通信プロトコルの研究をしていた頃、30 年後に東京の国立劇場で、多くの政府関係者、科学及び学術関係者のみなさまや、さらには、日本の天皇、皇后両陛下と同じステージ上に立つことになるなど、まったく想像すらしていませんでした。私たちが TCP とインターネット構造についての設計を開始した当初は、これが、世間に評価されることを望んだわけでもなく、また将来このように高く評価される可能性にさえ気づいていませんでした。授賞式は、たいへん洗練され、格式があり、伝統的なものでした。もちろん私たちも、普段世界中の Google のオフィスで見なれているカジュアルな服装ではなく、ブラックタイで正装しました。会場では、公式の認証式と賞を祝う記念楯の授与式に加えて、伝統的な日本及び西洋の古典音楽の演奏や、多くの方々のスピーチが行われました。
授賞式のあとの晩餐会では、たいへん光栄なことに私は、天皇陛下の右に、私の妻シグリド( Sigrid ) は左に座ることができました。陛下には、ある地域におけるハゼ(淡水と塩水に住む種類)の分類学に関するご自身の研究について非凡なお話をしていただきました。明仁天皇陛下は 1992 年 10 月のサイエンス マガジンに発表された日本における科学研究の歴史を始めとした多数の論文を執筆されています。私たちは、天皇陛下が研究された表現形態学的分類と、秋篠の宮さまが熱心に研究されている、最近の遺伝子型的分類との違いについて議論しました。美智子皇后陛下は天皇陛下と同様に探究心が旺盛で、活気にあふれていらっしゃいました。また、両陛下は私( 私は少し耳が不自由で、補聴器を2つ使用している )や妻 ( 2 つの人工内耳を持っている ) のように、障害を持つ人たちにも、高い関心を持っておられました。私たちは様々な事柄について広範囲に話しましたが、その中でも特に日本の高齢化問題、日本の労働力を増やす必要性、及びグローバルな温暖化の影響などについては、熱心にお話しをいただきました。私は、このような高貴な地位にある方々が、広範囲なしかも深い科学的興味を持っておられるとは想像もしておりませんでした。そして、最も高貴な方々が、科学と人間性に対する深い認識を持っておられる日本は、幸せな国だと感じました。
晩餐会にて(C) THE SCIENCE AND TECHNOLOGY FOUNDATION OF JAPAN
もしあなたが、コンピュータ サイエンスに関するキャリアの追求に疑問を感じたならば、ぜひ私たちが体験したような、政府、学会、及び産業界の並々ならぬ方々と出会うことができる「日本国際賞」という機会について考えてみてください。 24 日の朝、私たちは、福田康夫首相とお会いしましたが、彼もまた科学、技術及び社会への並々ならぬ興味と思慮深さを示されました。今回私たちが出席したパーティは、すべて素晴らしいものでした。多数の各国外交官の方々から歓迎していただいた夜のアメリカ大使館でのパーティにも感激しました。最後に、国際科学技術財団に多大な感謝の意を表するとともに、科学技術が国際的に重要であることを世に知らしめるために尽力されたスタッフの方々を、心から称賛し、御礼申し上げます。Google もまた、インターネットとそのアプリケーションの発展に果たしている自分たちの役割に誇りを持っています。Google のサービスは世界中のユーザーに高く評価され、私はその Google チームの一員であることを誇りに思っています。本当にありがとうございました。Vinton G. Cerf
※Google Japan ( 注 1 ) : この原稿は、Vinton 自ら書いた原稿を、Google Japan で日本語にしました。
※Google Japan ( 注 2 ) : 模様は、動画投稿共有サイトYouTube に、開設された財団法人国際科学技術財団公式チャンネル「Japan Prize」にて、後日公開される予定です。公開は、YouTube Japan 公式 Blog にてお知らせします。
また、携帯で Google モバイルのホームページからもご利用いただけます。キーワードをクリックするだけで、そのキーワードの検索結果にアクセスできるので、文字入力が面倒で、モバイル検索を不便に感じていたユーザーの皆さまにとっても、朗報です。
Google 急上昇ワードは以下の方法でご利用頂けます。
3 月 14 日からスタートした「アーティスト iGoogle 」。“ Internet Meets Art ” をコンセプトにGoogle と 9 組のアーティストがコラボレートしたこのプロジェクトでは、各アーティスト方々が手がけたテーマ(背景)やコンテンツが、時間の経過に応じて、微妙に、時には大胆に変化していくところが大きな魅力のひとつとなっています。
アーティスト iGoogle には、このようなレギュラーな画像の変化のほかにも、いくつかのスペシャルな仕掛けが隠されています。幾つかのアーティストのテーマでは、毎日深夜 3 時 14 分に 1 分間だけスペシャルな画像に切り替わることは、前回のブログでもご紹介しましたが、ほかにも、日比野克彦さんが制作されたコンテンツ「BEYOND CALENDAR」では、毎日午前零時に、日めくりカレンダーのページをめくる“ベリッ”というサウンドを聞くことができたり、手塚治虫さんのガジェット「アトムクロック」では、時計の下の星やロケットなどをクリックすると、目が動いたり、手塚先生の他のキャラクターが飛び出したり、遊び心に溢れた仕掛けを探すのも、楽しみの一つなのです。
さて、実は今日 4 月 7 日は、鉄腕アトムの誕生日。今回のアーティスト iGoogle にも参加頂いている、手塚治虫さんのテーマ背景『鉄腕アトム』では、昨日まで、カプセルに横たわっている開発途中のアトムの画像が表示されていましたが、今日明日のアトムの誕生日前後からは……真相はぜひご自身の目で確かめてください。
*すでに手塚治虫さんをテーマに設定している方で、画像が変化しない場合は、ブラウザの「再読み込み」ボタンを押してみてください。
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