慶應義塾大学医学部医療政策・管理学教授/日本医師会 COVID-19 有識者会議メンバー 宮田裕章 先生
「 新型コロナウイルスについては未だに解明されていない部分が多く、感染終息についても現時点でも明確な道筋はありません。こうした状況を打開するために世界中で様々な研究や分析が行われ、効果のある治療や予防法などについて、少しずつ明らかになってきています。急速なスピードで日々情報がアップデートされる中で、信頼できる情報へのアクセスを人々に提供することは、より一層重要です。専門家チームはGoogle やコンテンツ制作事業者に対して、人々にどの様な情報が必要か、信頼できる情報の評価基準は何か等という点からアドバイスを行います。また良質なコンテンツの拡充や検索体験の改善によって、どのようなインパクトが人々や社会にもたらされたのかについて科学的な観点から評価を行います。専門家チームは Google が掲げる Technology for Social Good に共感し、信頼に基づくデータ活用が行われる社会の実現をともに目指します。」
メディカルノート 代表取締役 / 医師 井上 祥様
「メディカルノートは「医師と患者をつなぐ」を創業時からの理念とし、これまでに2,300名超の医療の最前線で活躍する医師や専門家の協力のもと、最新のエビデンスや臨床経験に基づいた信頼できる情報を「Medical Note」上で発信してきました。新型コロナウイルス感染症においても特設サイトを開設し、各医師会・各学会と連携の上、高齢者や糖尿病・がんなど基礎疾患を抱えるユーザーに対して最新情報を積極的に発信してきました。新型コロナウイルスの関連記事は、現在までに約40記事を公開し、累計約 1400 万人超のユーザーにご覧いただいております。検索ワードには様々なユーザーニーズや背景が反映されています。メディカルノートの今までの知見を活かし、今回の取り組みを通じてより多くの方の不安解消の一助となることを目指してまいります。」
オンライン医療事典「MEDLEY」監修医師 園田 唯 様
「メドレーは、信頼できる医療情報を誰にでもわかりやすく伝えることを目的に、『網羅性』『最新性』『中立性』という 3 つの軸を大切にしてオンライン医療事典「MEDLEY」を運営してきました。新型コロナウイルス感染症においては、時々刻々と状況が変化しているため、最新かつ信頼できる情報を得ることは容易ではありません。そこで『MEDLEY』では 2020 年 1 月に特設ページを設置し、感染状況や症状・検査など、新型コロナウイルス感染症に関する情報を、医師監修のもと作成して発信してきました。現在、『MEDLEY』の新型コロナウイルス関連記事は約2万回シェアして頂いていますが、今回の協働プロジェクトによって、信頼できる情報により多くの人がアクセスしやすくなる可能性を感じています。メドレーは、プロジェクトメンバーとして積極的に協力し、信頼できる医療情報の発信に貢献したいと考えています。」
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