Japan Blog
Google のサービスや技術に関する最新情報が気になる方へ
より詳細でカラフルな Google マップを
2020年8月19日水曜日
15 年前に登場して以来、Google マップは地図とは何かを再定義し続けてきました。強力なナビゲーション ツールから、日常で行きたい場所やしたい事についての便利な情報を提供する頼れるツールへの進化はまさにそれを体現したものです。
混雑する時間帯
、
乗換案内
、
オフラインマップ
などの機能は、周囲の世界をより深く知り、やりたいことを見つけるのに役立ちます。
今回のアップデートではこれまで以上に緻密かつ詳細な表示が加わります。バーチャルに探索しているときでも、実際の移動を計画しているときでも、関心のある場所についてもっと簡単に知ることができるようになります。
よりカラフルで正確なマップを
🌎
Google マップには、世界の人口の 98% 以上をカバーする高解像度の航空写真が含まれています。Google の新しいカラーマッピング アルゴリズムは、世界規模でこれらの画像をより包括的で鮮やかなマップに変換します。場所について検索すると、その場所の自然環境が視覚的に捉えられる色調で表示されるため、乾燥した砂浜や砂漠、青い湖、川、海、渓谷などを容易に判別できるほか、植物の生い茂った場所や、山頂の積雪などを確認することも可能です。
このアップデートにより、Google マップは主要な地図アプリで最も詳細に自然の特徴を表現できるようになります。この機能は、Google マップがサポートする 220 の国や地域のすべてに対応しており、その広さは、1 億平方キロメートル以上。サッカーのピッチに換算すると、なんと約180 億面分に該当します。
このアップデートは、大都市圏から地方都市まで、あらゆる場所に対応しています。
虹色のマッピング
🌈
このカラーマッピング技術の仕組みをご紹介します。まず、コンピュータ ビジョンを使って衛星画像から地形の特徴を識別し、乾燥地帯、凍結地帯、森林地帯、山岳地帯などを特定します。次に、これらの特徴を分析し、HSV 色空間にさまざまな色を割り当てます。たとえば、密森は濃い緑、低木がまばらに立つ地域は薄い緑色で表示されます。
アイスランドの豊かな自然が、よりわかりやすくなりました。森の密度や、白く表示されているアイスランド最大のヴァトナヨークトル氷河を容易に見分けられます。
モロッコの緑の広がる地域が、より見やすく表示されています。沿岸地域や北部に広がる草木の雰囲気を感じとれます。
マウントレーニア国立公園の山々をズームアウトして眺むと、尾根、雪冠、周辺の森林を見ることができます。国立公園の境界線が、濃い緑色でより明確に識別されています。
クロアチア沿岸部やフヴァル島などの周辺の島々では、広がる砂浜や草木をより明確に識別できます。
アリゾナ州セドナ周辺を見渡すと、砂漠の風景が正確に反映され、レッドロック州立公園の場所がより見やすく表示されていることがわかります。
屋久島の緑がより鮮明になったことが確認できます。
今週から、新しい場所を探索しているときでも、街中の移動の準備をしているときでも、ズームアウトするだけで Google マップでよりカラフルかつわかりやすい世界にアクセスできます。Google Maps Platform の開発者は、この
新しい表示スタイル
を今後、マップに適用できるようになります。
Posted by Sujoy Banerjee, プロダクト マネージャー、Google マップ
<!--
授業をサポートする Google for Education の新機能
2020年8月12日水曜日
この数ヶ月、世界はあらゆる変化と不安定な状況に直面しています。そのような状況下においても教育に関わるコミュニティは、児童生徒が学び続けるための支援を決して止めることなく真剣に取り組みを続けられています。Google は、教員や学校の指導者、保護者、そして特に家庭での学びを続けてきた児童生徒の皆さんにその負担を軽減するための製品や機能を提供できることを大変光栄に思っています。
Google は、誰もがどこでも学習を可能にする製品やプログラムを提供することを常に目指してきました。今年は特に世界中の教員や子どもたちが、新しい創造的な方法で前例のない規模で Google のツールを利用していることに感銘を受けました。
夏休みが終わり新学期が始まるにあたり、どこにいても授業や学習がより負担なく実施できるよう
Google Meet
や
Google Classroom
の新機能をご紹介します。
より安全で魅力的な Google Meet の体験を
今後数ヶ月かけて、Google Meet で教員(主催者)が管理できる機能をさらに強化します。
9 月より順次提供予定の機能
オンライン授業を退席もしくは 2 度参加を拒否された参加者に対して、再度同じ授業への参加を禁止できるようになります(今月下旬に導入予定)
授業終了後(そのままオンラインのミーティングルームに児童生徒達だけで残らないように)参加者全員のセッションを終了
参加リクエストを一括で承認 / 拒否することで、より簡単に管理
授業中にチャットを無効にし、画面共有できる人の制限を設定
教員が参加するまで授業(ミーティング)が開始されないように設定
遠隔学習では一方的なコミュニケーションではなく対話が不可欠です。オンライン授業で児童生徒の関心と参加を促すための新機能をご紹介します。
9 月より順次提供予定
7x7 グリッドの大きなタイル状のレイアウトで、一度に最大 49 人までの児童生徒を表示することができます。
Google Meet に
Jamboard
の機能を追加します。これにより教室で黒板を使うのと同じように、子どもたちがオンライン上のホワイトボードでアイディアを共有しクリエイティブに授業を進めることができます。
10 月より順次提供予定
背景をぼかしたり、背景を指定の画像に差し替えたりすることで、誰もがより快適に遠隔学習の授業に集中できます。(注: 管理者は必要に応じてカスタム背景を無効にすることができます。)
出席を記録する新機能でどの児童生徒がオンライン授業に出席したかを確認することができます( G Suite Enterprise for Education のみ)
ブレイクアウト ルーム機能は、教員がクラスを班分けしてグループ学習ができるようになります。( G Suite Enterprise for Education のみ)
今年後半に提供予定
「挙手」機能で、質問のある人や助けが必要な子どもたちを特定しサポートします
ディスカッションや授業の進行を妨げずに質問できる Q&A 機能や、生徒が自分の意見を共有できるアンケート機能を追加 ( G Suite Enterprise for Education のみ)
さらに今年後半には、すべての Google for Education のユーザーに無料で期限付き録画機能を提供する予定です。この新機能により、主催者は授業を録画し動画の有効期限が切れるまで最大 30 日間、自分のドメイン内で共有することができます。すべての子どもたちが等しくインターネットを利用できない中、期限付きではあってもこのような録画機能を活用することでライブで授業に参加できなかった児童生徒が、後から再生し学ぶことができるようになります。授業の主催者のドメイン外へ共有したり、ダウンロードしたりすることはできません。この機能が利用できるようになるまでは、現在提供している録画機能への無料アクセスを継続します(注:現在
提供中
のライブ配信や最大 250 人まで参加できる「高度なビデオ会議機能へのアクセス」は 9 月 30 日まで継続します。上記の期限付き録画機能は、このキャンペーンを引き継ぐ形で提供開始する予定です。 G Suite Enterprise for Education をお使いの皆さまは、引き続き保存期間が限定されない録画機能が利用可能です)。
Google Classroom の新機能
いつまでに何の課題をしなければならないかをすべて把握しておくのは大変です。Google Classroom で自分の課題をより理解し整理できるように、クラスページに児童生徒用の「 ToDo」と教師用の「確認が必要な課題」機能を近日中に追加します。
また、コース参加コードの共有に加えて、教員はクリック一つでクラスに参加するためのリンクを Google Chat などで簡単に共有できるようになりました。
今後、提供に向けて取り組む Google Classroom の一部をご紹介します。
参加とエンゲージメント:児童生徒が毎日 Google Classroom を活用しているかを教員が把握するのをサポートする統計の提供。
他の教育ツールとの連携:Google Classroom が多くの授業の中心的な役割を果たすようになりました。学校や教育機関が並行して使用しているコンテンツや学習ツールとの統合を可能にしていきます。
モバイル端末におけるオフライン体験の改善:自宅やモバイル端末のインターネット接続が常に良好とは限りません。
導入と管理のための総合的な管理機能:学校全体のシステムと全クラスを管理するのは、特に多数の児童生徒のいる学校では時間がかかります。Google Classroom 上で大規模なコースやクラスの作成と管理を容易にする統合ツールを構築しています。
今年は物理的に全員が学校に集まれない状況でも、せめてオンラインでは全員が集まれるように、Google Classroom と Google Meet の改善に努めます。皆さまからいただいたご意見や鋭い洞察に感謝いたします。日本国内でも「 GIGA スクール構想」の実現に向けて各自治体が準備を進めていらっしゃいます。多くの自治体の皆さまには Google for Education の製品や機能をご理解いただき、
Google GIGA School Package
をお選び頂いています。Google for Education は、1 人 1 台の主体的な学習の実現のため、そして、世界中のあらゆるニーズに対応できるよう今この瞬間にも機能の開発に努めています。今後もぜひ皆様のご意見をお聞かせください。
Posted by Google for Education チーム
日本の変化する経済に備えて
2020年8月7日金曜日
本来、今年の夏はオリンピック観戦のために世界中から訪れる観客のおもてなしに奔走していたはずでしたが、いまや日本でも、多くの人々や企業が新型コロナウイルス感染症が引き起こす多大かつ、長期的な影響に直面しています。大会の延期は残念ですが、喫緊の課題は感染拡大を抑制しながら、日本経済の持続可能な成長を支えるための変化をもたらし、それを支援することだと考えています。
このような世界的・社会的困難の渦中であっても、日本は経済の再建だけでなく、より力強い未来を形作る大きな可能性を持っています。
日本のデジタルスキル格差
企業間のインターネット利用に関する格差を是正し、より効率的な利用を推し進めることは国家的
最優先課題
のひとつです。Google が Ipsos 社に委託して実施した調査によると、緊急事態宣言下における対応や社会的距離を保つ取り組みにおいて、デジタルツールを採用した企業はより的確に対処できていたことがわかりました。
ウェブサイトや E コマースを活用した企業の 56% は、危機的状況においてインターネットの活用が役立ったと回答しています。たとえば、大阪の
空道 大道塾 堺道場
はオンラインレッスンの提供を開始し、
インターネット花キューピッド
は新規顧客の獲得に Google トレンドの解析や YouTube 広告を活用しています。
一方でインターネットを活用している日本の中小企業はわずか 41% に留まっており、緊急事態宣言の発出から解除までの期間に新たに通販サイトを立ち上げた中小企業は 5% 未満です。
インターネットを活用したいと考える経営者や起業家は少なくありませんが、その多くはどこから手を付ければよいか分からないと感じているのが現状です。そうした状況を変えることが日本経済の再建ためにも重要であり、Google はその手助けをしたいと考えています。
これからに向けて格差を埋める
2016 年以来、Google は、45 の都道府県での講座や 100 以上の事業者との協力を通じ、日本全国 550 万人に
デジタルスキルトレーニング
を提供してきました。現在も、このような取り組みをさらに拡充しています。
中小企業における E コマースの活用を支援するため、Google は Salesforce、Shopify、中小企業庁、全国商工会青年部連合会などと協力し、先月よりオンラインセミナーを開催しています。また、Grow with Google トレーニングプログラムでも、ビジネスのデジタル化や Google My Business などのプラットフォームを通じたプロモーションに焦点を当てたトレーニングを新たに追加します。
Google は、デジタル化の第一歩を踏み出すビジネスに向けた支援に加え、Android 11 ベータ版の発表などの
イベント
をオンラインに移行し、住む場所にとらわれることなく情報を入手できるようにしました。Google は引き続き日本の開発者向けに情報やサポートを提供するとともに、起業家に向けた Google for Startups の支援も継続していきます。今季の
アクセラレーター プログラム
は開始早々に感染拡大が起きたため、大半のプログラムがオンラインへの移行を余儀なくされましたが、参加している開発者の皆さんは優れた忍耐力と柔軟性によって状況に対処し、新サービスの展開を始めたチームもいます。たとえば、バイリンガルの送迎レッスンを提供する育児スタートアップの
Selan
は、
オンライン英語レッスン サービス
を新たに開始しました。絶えず変化する状況に的確に対応できるよう Google は引き続きすべてのプログラム参加者と協力していきます。
長期的な展望
新型コロナウイルス感染症は、その短期的な影響に加え、日本における将来的な働き方などといった長期的な問題も提起しています。
日本企業は伝統的に従業員に常時出社を求めてきましたが、感染拡大による緊急事態宣言の発出から解除までの期間、多くの従業員がその就業形態にテレワークも取り入れ、その数は関東や関西で働く従業員の過半数に達しました。4 月に Google Meet が
無料化
されて以来、同サービスをビデオ会議に利用する日本企業や従業員の数は大幅に増加しました。
テレワークの導入は、より柔軟かつ包括的な働き方の必要性を問う世論も形成しつつあります。Google は、役に立つツールや最近発表した
テレワークに関する調査
などインサイトの共有を通じて、このテーマの活発な議論の後押しをしたいと考えています。
Google は日本経済の再建において重要性が増すより広範な技術分野においても、協力体制の強化を図っていきます。日本の主要企業や政府機関が目指す事業運営の刷新(モダナイゼーション)を踏まえ、Google は
クラウド コンピューティング
の導入支援に今後とも注力していきます。さらに、社会、環境、経済において活用の機運が高まる AI 技術では、人材育成や研究を支援するために、
AI for Japan
プログラムを通じトレーニングや研究助成金の提供も引き続き行っていきます。
東京は Google が創業 3 年目の 2001 年に初の海外拠点を開設した場所です。以来、その長い歴史に裏打ちされた先進性に感銘を受け、その一翼を担えることを名誉に感じてきました。そして今、オリンピックの延期や新型コロナウイルス感染症の影響を受けてもなお、テクノロジーが日本の未来にもたらす可能性を強く信じています。Google は、パートナーやコミュニティと力を合わせ、今後も日本の未来に向けた挑戦を支えていきます。
Posted by ピーター フィッツジェラルド、グーグル合同会社 代表
Exposure Notifications System のアップデートについて
2020年8月4日火曜日
今年 5 月、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大防止に取り組む世界中の公衆衛生機関を支援する目的で Google と Apple は
Exposure Notifications System
(濃厚接触の可能性を検出するシステム、以下 ENS ) を公開しました。ENS は、公衆衛生機関が同システムの活用を通じ、利用者のプライバシーを保護しながら従来の疫学的追跡調査を補完・強化するアプリを開発・提供することを支援します。これまでにアフリカ、アジア、ヨーロッパ、北米、南米の 16 の国と地域の公衆衛生機関が ENS を活用したアプリを提供しており、現在、更なるアプリが開発中です。
日本では 6 月に厚生労働省が
新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)
を公開しています。一方、米国では人口の約 45 %を占める 20 の州と準州において ENS を用いたアプリの活用が現在検討されており、今後数週間以内にその一部が公開される予定です。先日、公衆衛生試験所協会 (Association of Public Health Laboratories、APHL) が、米国の全州を対象に(ENS で使用する) Bluetooth の鍵を管理するためのサーバーをホストすることを
発表
しました。これにより ENS を用いたアプリを利用している場合、州をまたいで移動しても通知を受け取ることが可能になります。
Google では、世界中の公衆衛生機関や様々な分野の専門家から寄せられたフィードバックに基づき、技術とさらなる透明性の向上のために ENS の改善を行っています。引き続き、感染症拡大防止策として ENS を採用するか否かは公衆衛生機関の判断に依りますが、今後もお寄せいただくご意見を基により良いシステムの開発に注力してまいります。以下は、すでに公開した変更及び、今後予定しているアップデートです。
Exposure Notification API の改善
Exposure Notification API
を 5 月に正式公開して以来、プライバシーを保護しながら 本技術がより強力に感染症拡大防止策をサポートできるよう、多数の公衆衛生機関と協議を重ねてきました。そのフィードバックに基づき、以下のようなアップデートを実施しました。
濃厚接触が検出された場合、API からの技術的情報に基づき公衆衛生当局がリスク レベルをより柔軟に判断できるようにしました。
端末毎の Bluetooth の調整値(キャリブレーション値)を更新し、付近の端末を検出する精度を向上させました。
ENS を用いたアプリを提供する各国政府からの要望に基づき、複数の国家間での相互運用をサポートするように API を更新しました。
公衆衛生機関がアプリをより効率的に開発できるよう、アプリの動作安定性を高める機能を強化し、開発者の検証作業を支援するための機能を追加しました。
一般利用者向けに、わかりやすさ、透明性、操作性を高めるための更新を実施しました。例えば、Android 設定ページの上部に「濃厚接触の可能性の通知」に関する設定を表示し、簡単に オン / オフ できるボタンを追加したほか、「濃厚接触の可能性の通知」機能がオンになっていることを知らせるリマインダーが毎週表示されます。
更に Android 設定画面内に表示される項目名を「濃厚接触の可能性の確認」から「アプリからの接触確認リクエスト」に変更しました。本項目はアプリが陽性者の情報を取得して端末内の情報と照合した日時を表示しています。実際の接触確認は、必ず接触確認アプリを利用して下さい。
技術ガイダンスと透明性
公衆衛生機関と開発者から寄せられた ENS の仕組みに関するより技術的なガイダンスを求める声にお応えするべく、以下の資料をさらに公開しました。
認証 サーバーに関する参考文書
: 新型コロナウイルス感染症の検査で陽性とユーザーが報告した場合に、テスト結果を検証するサーバー構築のためのガイダンス。公衆衛生機関向け資料。
実装コード
: Exposure Notification API の動作を解説する資料。
テレメトリ設計仕様
: ENS が適切かつ安全に機能していることを確認するために Google が参照している、匿名化された端末の利用状況データについて解説した資料。
ENS の継続的な改善に伴い、今後も追加の技術リソースの公開を予定しています。
役立つ情報とプライバシー保護
The Exposure Notifications
サイト
では、ENS に関する詳細や技術リソース及び最新のアップデートが確認できます。
ENS の主要なプライバシー保護機能は、以下のとおりです。
濃厚接触の可能性の通知を受け取るかどうかは、ユーザーであるあなたに決定権があります。デフォルト(初期設定)ではこの機能はオフになっています。
この ENS は端末の位置情報を一切利用しません。
あなたの個人情報は、Google、Apple、他のユーザーに見られることはありません。
ENS を利用できるのは公衆衛生機関のみです。
また、Android 端末で ENS を用いたアプリを使用する場合に、「位置情報設定」をオンにする必要がある理由についてご質問を頂きましたので、ここにその理由と Android の位置情報の設定方法について説明します。
まず大前提として、濃厚接触の可能性を検出するシステム(ENS)およびこのシステムを使用するすべてのアプリは、
端末の位置情報を使いません
。2 台の端末が接近したかどうかは、端末の位置情報ではなく Bluetooth の信号を使って検知するため、いずれの端末においても位置情報は使用されない設計になっています。一般的に Bluetooth の信号をスキャンする場合、必ずしも場所に関する情報が明らかになるわけではありません。ただ、使い方によっては、端末の位置情報を推測するような利用も可能です。たとえば、ショッピング アプリがある店内に固定されている Bluetooth 信号をスキャンによって検出した場合、そのアプリはユーザーが店舗に訪れたことを推測することができます。そのような利用を考慮に入れた上でプライバシー保護の観点から、2015 年に Android OS を設計した際には、端末の位置情報設定がオンにならない限り Bluetooth スキャンが行えないように変更しました。当時、Bluetooth スキャニングが新型コロナウイルス感染症のパンデミック抑制に活用されるようになるなど、誰一人予想することはできませんでした。
Android の次期バージョンでは、ENS が含まれる形でのアップデートを予定しています。まもなくリリース予定の Android 11 では、ユーザーは端末の位置情報設定をオンにすることなく ENS を用いたアプリが利用できるようになります。この変更は ENS についてのみ実施するものであり、その理由は、システム自体及びそれを用いたアプリが Bluetooth スキャンを通じた端末の位置情報が推測できない設計であること、さらに ENS を利用するアプリは位置情報の自動収集を禁止するポリシーの対象となっているためです。その他のアプリやサービスにおいては、端末の位置情報の設定がオンになっていない限り、引き続き Bluetooth スキャンは実行できません。
現行の Android で端末の位置情報設定をオンにしていても、個別のアプリ(Google が提供するアプリを含む)に対して、ユーザーが端末の位置情報へのアクセスを許可していない場合、アプリがこの情報にアクセスすることはできません。端末の位置情報の設定は、電気のブレーカーのようなものです。オンになっている場合家全体に電気が流れますが、各部屋の照明は個別にオン/オフを切り替えることができます。ENS を使用するために端末の位置情報設定をオンにしても、特定のアプリに対して位置情報へのアクセスをオフにしている場合、このオフの設定が上書きされることはありません。端末の位置情報にアクセスできるアプリは、[設定] > [位置情報] > [アプリの権限] で表示し、設定内容を確認・変更することができます。
私たちは、今後も公衆衛生機関による新型コロナウイルス感染拡大防止のためのツール構築を継続して支援致します。さらに、フィードバックに基づき ENS の継続的な改善と、プライバシー保護が設計レベルから考慮された本技術の理解促進にも務めてまいります。
Posted by Dave Burke, VP of Engineering
Google Pixel 4a 新登場
2020年8月4日火曜日
鮮やかな写真を撮影できる優れたカメラ性能、端末を常に最新の状態に保つ最新のソフトウェア、洗練されたデザインでよりお求めやすい価格、これら全てを備えた Google Pixel 4a が登場します。また、米国で昨秋発表したワイヤレスイヤホン、Google Pixel Buds も日本で販売を開始します。
Google の最新が詰まったスマートフォン: カメラ、デザイン、アシスタント
Google Pixel 4a は、優れたバッテリー性能、プロレベルの写真を撮影できるカメラ、堅牢なセキュリティを搭載し、Google ストアでの価格は 42,900円(税込み)です。
Pixel 4 と同じ高性能カメラとパンチホールディスプレイを新たに採用した Pixel 4a は、デュアル露出補正機能付き HDR+、ポートレートモード、トップショット、天体写真の撮影が可能な夜景モード、動画手ブレ補正など、これまでの Pixel シリーズでおなじみのカメラ機能を搭載しています。
Pixel 4a は、 5.8 インチ OLED ディスプレイを搭載し、マットブラックの筐体は手に馴染みやすく、Pixel ユーザーに好評だったミントカラーの電源ボタンを採用しています。色は、Just Black の一色展開です。また、パンチホールディスプレイを生かした「楽しい」壁紙も提供します。
Pixel 4a は、昨年登場した新しい Google アシスタントを活用することでアプリ間のマルチタスク処理や写真の検索、メッセージの送信などをすばやくこなせます。また、事前に登録した緊急連絡先に通知を一斉送信できる「緊急事態の共有」などの機能もお使いいただけます。
Pixel 4a は、Qualcomm® Snapdragon™ 730G、オンデバイス セキュリティ用の Titan M セキュリティチップ、6GB RAM、128GB ストレージ、1 日中使える大容量のバッテリーを搭載しています。(*1)新しい Pixel 4a 用ファブリックケースも、Basically Black、Static Gray、Blue Confett の 3 色ご用意しています。
Pixel 4a ユーザーは、YouTube Premium、Google One の試用版を 3 か月間無料で利用でき、エンターテインメント、ゲーム、アプリ、追加ストレージを楽しむことができます。
Google Pixel Buds : Google の便利が詰まったワイヤレス イヤホン
Google Pixel Buds は、数千人の耳の形をスキャンして快適な装着感を実現しました。耳にぴったりと収まる形状、柔らかい固定用アーチ、交換可能なイヤーチップにより、運動中でもしっかりと耳にフィットします。
Pixel Buds は、パワフルなサウンドを楽しみながらも周囲の様子を把握できるようデザインされています。イヤーチップが耳を優しく密閉することで、外部の環境音を遮断して優れた音質を実現します。下部の通気孔が圧迫感を軽減し適度に環境音を拾うことで、周囲の状況を常に把握できます。また、「アダプティブ サウンド」が周囲にあわせて音量を自動調整するため、手動で音量調節をする必要はありません。
会話の際には、内蔵センサーとマイクが環境音の中からあなたの声を認識し、話し声をクリアに伝えます。イヤホンそれぞれに搭載された 2 つのマイクが、会話の音声が最も聞こえやすくなるよう強調します。この機能は、周囲の環境音が非常に大きな場所でも有効です。また、内蔵の音声加速度計が顎骨の振動を介して音声を検出するため、ランニングなどの風の強い状況でもクリアな音声を実現します。
長距離 Bluetooth 接続により、スマートフォンが近くにない場合でも使用でき、たとえば、屋外であればサッカーコート程度の距離でも接続を維持することができます。Pixel Buds は、Bluetooth 4.0+ 対応ノートパソコン、タブレット、iOS デバイスと簡単にペアリングできます。Pixel スマートフォンやその他の Android 6.0 以降のデバイスでは、ワンタッチでペアリング可能です。
Pixel Buds は耳に装着すると自動的に検出され、左右いずれのイヤホンでも便利なタップ操作が可能です。タップで再生と一時停止、スワイプで音量を調整できます。一回の充電で連続 5 時間の再生が可能で、ワイヤレス充電ケースを使えば 24 時間まで再生が可能です。生活防水に対応しており、雨の日や汗をかく運動でも安心して使えます。
Google アシスタントにハンズフリーでアクセスできるため、話しかけるだけで音楽の再生、簡単なテキストの送信、または外国語の翻訳などが可能です。
Pixel Buds は、Clearly White、 Quite Mint、 Almost Black の 3 色展開で、 Android 6.0 以上に対応するデバイスでご利用いただけます
Google Pixel 4a および Google Pixel Buds の日本における販売情報
Google Pixel 4a および Google 純正のファブリック ケースを含むアクセサリは、 8 月 14 日(金)から
Google ストア
で予約購入の受付を開始し、8 月 20 日(木)からご購入いただけるようになります。また、端末はソフトバンク株式会社から、アクセサリは SB C&S 株式会社からも発売を予定しています。詳細はソフトバンク株式会社のウェブサイトをご確認ください。
Google Pixel Buds は、 8 月 20 日(木)より Google ストアをはじめ、各地の販売店やオンラインサイトでご購入いただけるようになります。
Google ストア 販売価格(税込み)
Google Pixel 4a 42,900 円
Google Pixel 4a 純正ファブリックケース 5,280 円
Google Pixel Buds 20,800 円
Google Pixel Buds を購入できる主要店舗
au ショップ(KDDI株式会社)
エディオン(株式会社エディオン)
コストコ(コストコ ホールセール ジャパン 株式会社)
Google ストア(Google)
ソフトバンクショップ(ソフトバンク株式会社、SB C&S 株式会社)
ビックカメラ(株式会社ビックカメラ)
ヤマダ電機(株式会社ヤマダ電機)
ヨドバシカメラ(株式会社ヨドバシカメラ)
Google Pixel 4a(5G)と Google Pixel 5 について
今秋、5G でのビデオ ストリーミングやコンテンツ ダウンロードなどをより高速かつスムーズに楽しめる新端末 Google Pixel 4a (5G)(60,500 円から) と Google Pixel 5 が登場します。(*2)
Pixel 4a(5G)と Pixel 5 は、日本、米国、カナダ、英国、アイルランド、フランス、ドイツ、台湾、オーストラリアで提供予定です。これらのデバイスと 5G への取り組みについては、今後数ヶ月の間にご紹介していく予定です。最新情報については、こちらより
ご登録
ください。(*3)
*1
電池駆動時間は、[常に表示状態のディスプレイ] をオフにした状態での通話、データ通信、待受時やその他の機能の使用などによるバッテリーの使用量を組み合わせた数値を基に概算したものです。画面表示やデータ通信を多用するとバッテリーの消耗が速くなります。Google Pixel 4a のバッテリーテストは、2020 年初頭にカリフォルニア州マウンテン ビューで、生産開始前のハードウェアおよびソフトウェアを用いて実施されました。実際に使用できる時間は使用状況によって異なります。
*2 5G データプラン (オプション) が必要です。5G サービスは、すべての通信事業者ネットワークまたはすべての地域で利用できるとは限りません。詳細については、通信事業者にお問い合わせください。5G サービス、速度、パフォーマンスは、通信事業者ネットワークの機能、デバイスの構成と機能、ネットワーク トラフィック、場所、信号強度、信号障害など、多くの要因に依存します。実際の結果は異なる可能性があります。地域によってはご利用いただけない機能があります。データレートが適用される可能性があります。詳細については、g.co/pixel/networkinfo をご覧ください。
*3 これらのデバイスは、連邦通信委員会が求める承認を取得していません。承認を取得するまで、これらのデバイスの販売等は行われません。承認の可否によっては、これらのデバイスの販売等が行われない可能性があります。
Posted by Google Pixel Team
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