本日、 Google Workspace for Education を発表します。Google Workspace for Education は、Google Classroom、Google Meet、Gmail、カレンダー、ドキュメントなど教育現場でのコミュニケーションとコラボレーションに適した統合ソリューションです。幼稚園から大学院まで、世界中の教育機関の多様なニーズを満たすために、利用可能なエディションをこれまでの 2 つから 4 つへ拡大します。
Education Fundamentals : 現在の無料版 G Suite for Education は、Google Workspace for Education Fundamentals へと変更されます。名称と追加される新機能以外に変更はありません。
Education Standard : Education Fundamentals に加え、セキュリティセンターを通してセキュリティを管理し、高度な監査ログなどのツールで可視性を高めるとともに、高度な遠隔管理が可能になることで、さらに安全にオンライン学習を行うことができます。
Teaching and Learning Upgrade (教員アカウント向け): Education Fundamentals または Education Standard に教員アカウントごとに追加可能で、Google Meet のビデオコミュニケーション機能の強化、Google Classroom での授業体験を充実させる機能を含みます。
Education Plus (旧称 G Suite Enterprise for Education): 高度なセキュリティと分析、教育と学習の機能などを備えた包括的なソリューションの最上位のエディションです。
Google は、すべてのエディションの機能を常に拡張しています。昨年だけでも、Google Meet の挙手機能、Google Classroom のルーブリックなど、多くの無料機能を追加しました。Google Workspace for Education の各エディションの機能の比較は、こちらのページよりご確認ください。Education Standard とTeaching and Learning Upgrade は、2021 年 4 月より提供開始します。
今後も継続して教育機関を支援し、ストレージリソースを公平に活用できるよう、 Google for Education に新しい共有ストレージ モデルを導入します。これにより、管理者と教育機関の代表者が必要に応じてドメイン内のストレージを分配できるようになります。Google は、質の高い教育体験に十分な無料ストレージの提供を含め、世界中のすべての教育機関に向け優れたサービスの提供に引き続き取り組んでいきます。
新しいストレージ モデルでは、各ドメインごとに 100TB のクラウドストレージ容量を提供します。これは 1 億を超えるドキュメントの保存に十分なストレージ容量です。このポリシーは、2022 年より新規ユーザーへの適用が開始され、2022 年 7 月にはすべての既存ユーザーの Google Workspace for Education エディションで有効になります。管理者がストレージを最適化できるよう、ポリシーの適用に先行して、使用方法と割り当て方法を特定し管理できるツールを提供します。
本ポリシー変更により影響を受ける教育機関へは、必要な追加ストレージに関する提案を Google より行います。また、多くのアカウントを持つ Education Fundamentals ご利用の教育機関へは、要望に応じて追加ストレージを提供します。Education Plus および Teaching and Learning Upgrade を購入される教育機関には、エディションに応じたストレージが追加されます。新しいストレージポリシーの詳細は、こちらをご覧ください。
柔軟性とシンプルな使いやすさは、Google Workspace for Education の重要な柱です。今年、提供予定の新機能を一部ご紹介します。
Google Classroom
Student Engagement Tracking により、管理者は児童生徒の使用状況を把握し、誰が遅れているかを確認できるようになります。高度な分析や名簿の同期など、授業の準備にかかる時間を短縮します。
Android スマートフォンからの画像編集機能を改善します。これまでより簡単に紙の課題の写真をスキャン、編集、アップロードすることができます。
Android スマートフォンの Google Classroom アプリをオフラインで動作できるようになります。課題をダウンロードしておけば、生徒はインターネット接続の有無に関わらず家で課題に取り組むことができるようになります。
Google Meet
教員(モデレーター)が、全員の会議を終了する機能や、全員を一度にすばやくミュートするオプションなど、教員が仮想教室をより細かく制御できるようになります。
Chromebook
今年日本では、教育機関向け Chromebook の新モデルが 6 社のパートナーより発売されます。各学校の固有のニーズに適したモデルの選び方や、Chromebook 製品群の管理と最適化に役立つ新機能を含む 500 以上の管理コンソール ポリシーが含まれます。
今後の Chrome OS のアップデート に画面記録ツールが組み込まれます。教員や生徒は教室や自宅でオンライン授業などを手軽に録画することができます。
Google は製品を使用する人々の声に耳を傾け、そこから学びを得て日々進化を続けています。本日ご紹介した新機能も、皆様のお声を受け開発を進めています。
この 1 年の予期せぬ課題や不安定な状況下においても、教育や学習の取り組みは続いています。これらはすべて、教員、教育機関の運営者、生徒やその家族など、教育に関わるすべての人々の献身的な努力の結果です。すべての人が自分にふさわしい、質の高い学習体験を得られるよう、Google は今後も新しい学習ツールを提供し、学びの可能性を広げる取り組みを継続していきます。
発表に関する詳細は、Learn with Google をご覧ください。
Posted by Ben Gomes, SVP, Learning & Education
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